あとがき 一つの物語が終わり……

  戦いのなかにも、命は生まれてきます。
  戦いの中で、その命を散らした者もいます。
  それでも、生き残った者は、物語が終わった後も、生きてゆく事でしょう。
  そしてもちろん、物語が始まる前から生きている人々がいてこそ、物語がつむがれていくのです。

  この物語は、当初 小説という形態では ありませんでした。
  ゲームの企画としての形が、出発点だったのです。
  それが、どこをどうしたものか、約20年という長い時間を経て、今ここに文章の形で完結した次第です。
  それも、間に、11年を越えるブランクを挟んだ上で。
  正直な所、これを書き始めた当初、完結まで至るとは、当の本人すら思ってもみませんでした。
  何が どう転ぶのか、本当に判らないものです。
  「諦めない事が大事」というのは、よく聞く言葉です。
  でもここでは、えて言葉をひねってみたいと思います。
  「一度 あきらめた事だって、いいじゃないか。再び始めちゃ いけない法など、無いよ」と。


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