●GHM−78

 汎銀河連盟が制式採用している、人型機動兵器。
 制式番号GHM-78とは、汎銀河連盟所属を示す「G」、人型機動兵器を示す「HM(ヒューマノイド・マシンナリー)」、「78」は78年の設計である事を示す。
 18年振り(一世代前の最後の機体がロールアウトし配備されるまでに、約10年かかった為)に新規製造された、最新鋭機。
 とはいえ、製造こそ まだ新しい部類に入るものの、設計自体が この千年余りで ほとんど変化していない為、自軍の旧世代機や、他勢力の機体と比較しても、外観以上の差異は無いに等しい。
 GHM-50とGHM-78を例に取れば、純粋にマイナーチェンジされたに過ぎない。
 これは、破格の高額となる製造コストや、運用コストの問題から、新機軸の機体の設計・開発・生産に予算が割かれ辛いという、時代を問わず付きまとう問題が ある為。
 同様の理由からか、固定武装は無く、全て選択式の携行装備であり、部隊内での役割毎に、定められたプランに沿った武装を装備する。
 部隊長やエースといった一部の兵には、ある程度プランに手を加える裁量が認められている。
 多重関節によって良好な機動性を獲得しており、膝立ち等の体勢も苦も無くこなす。
 整備、及び武装の交換等は、それが可能な施設を使用する事が前提となっており、現地で整備作業をするしかない、長期の潜伏を伴う作戦等は、想定されていない。
 各部形状やアビオニクスには、旧 南天連合の設計思想や技術が用いられている為か、必要以上にシンプルかつ、角張った印象を受ける。
 銀河系に存在する人型機動兵器の大半がGHMシリーズ、及び その改修機である為、略称として定着しつつある「HMヒューマ」を、GHMシリーズこれらを指す語だと誤解する向きもある。
 G・サジタリアスの艦載機群を始祖としている為か、設計思想はホーン・ド・コアに、頭部形状はコスモ・フラッパーに似通っている。


  ・素体(武装 未装備状態)  バージョン アップで大分 改善?(-_-;)ゞ

○SPEC

型式人型機動兵器
制式番号GHM-78
頭頂高18.7m
通常時重量13.5t
構造材NCC(ナノ・カーボン・チューブ)ラミネート・メタル
エンジン核融合動力炉
装備追加端子ハード ポイント8(両肩、両前腕、両脛、バックパック両サイド)
武装
 大口径リニア
  レール・ライフル
遠距離支援を目的とした半携行武装。接続アームを介しバックパックのハードポイントに装備され、マニピュレータで保持して運用される。次弾装填そうてんに時間がかかるのが難点。銃身が長大な為、大気圏内での射撃時は、銃身下部に装備された二脚銃架バイポッドを使用するのが一般的。
 バズーカ中〜遠距離支援用半携行武装。接続アームを介しバックパックのハードポイントに装備され、マニピュレータで保持して運用される。通常の成形炸薬さくやく弾頭と、小型炸薬弾を ばらく拡散弾頭を選択して使用する。弾頭が巨大な為、専用ストッカーを装備しない場合、装填数は2発のみとなる。専用ストッカー1基につき、予備弾頭2を携行可能。
 ガトリング・ライフル中距離支援用携行武装。ハードポイントに装備したドラムマガジンと接続して使用される。
 アサルト・ライフル中距離支援用携行武装。3点バースト機構を採用している。ハードポイントへ専用ストッカーを装備する事により、ストッカー1基につき予備マガジン3本を携行可能。
 ヘビーメタル
  ・ブレード
近接戦闘用携行武装。展張力に優れた金属を表面に、重金属を内部に配する事で、見た目の印象よりも遥かに高い打撃力を持つ。西洋剣と同じく、“斬る”というよりは“叩き潰す”武装。
 ヒート・ブレード近接戦闘用武装。刀身を加熱し、敵機の装甲を溶断する。性質上、ハードポイントを1つ消費し、ホルダーを兼ねた、刀身加熱専用の発動機を装備する必要がある。
 ミサイル・ポッドハードポイント専用 装備。中央で折り畳む事が可能となっており、装備部位によっては折り畳んでコンパクト化し、取り付ける事が可能。
 バルカン砲ハードポイント専用 装備。設定された対象を自動で追尾し、射撃する。主に肩部、あるいはバックパックのハードポイントに装備され運用される。
特殊装備
 大型シールド携行装備。膝立ちした機体が ほぼ隠れる程、大型の盾。機体本体と同様NCCラミネート・メタル製。基本的にマニピュレータで携行され運用される(接続アームを介しハードポイントに装備する事で、ハンズ フリー化する事も可能)。表面を爆発反応装甲化したタイプと、電磁装甲化したタイプが存在する。
 小型シールドNCCラミネート・メタル製。基本的に前腕のハードポイントに装備され運用される。表面を爆発反応装甲化したタイプと、電磁装甲化したタイプが存在する。辛うじて腕全体を覆う程度のサイズしかなく、有効に扱うには経験に裏打ちされた技量が必要な為、新兵等には単なるデッド・ウェイトになってしまう。
 有線式データ ポッド
  (大気圏内仕様)
主に偵察任務で使用される装備。小型かつ、ローターによる静粛性に富んだ飛行によって、発見される確率を下げている。基本的に肩、あるいはバックパックのハードポイントに装備され運用される。
 有線式データ ポッド
  (宙間仕様)
主に偵察任務で使用される装備。基本的に肩、あるいはバックパックのハードポイントに装備され運用される。
 大型レーダー主に偵察任務で使用される装備。機体の索敵能力を強化する。基本的にバックパックのハードポイントに装備され運用される。
 強制冷却器GHM-50の時代まで運用されていた、動力炉のオーバーヒートを防止する為の予防装備。バックパックのハードポイントに装備され運用される。GHM-50からGHM-78へ仕様変更される際、機体本体に改良が加えられており、仕様書に従うならば、必要性は無くなっている。
 プロペラント・タンク増槽。推進剤を追加で搭載する為の装備。基本的にバックパックのハードポイントに装備され、宇宙空間で運用される。
乗員 1名



一つ前の区画ページへ戻る

銀河戦機 ガイン」 TOPへ戻る