PHASE_1 「アクリーション・ディスクの向こうに」

  この宇宙には、謎も不思議も有りはしない。
  それはひとえに、俺達ニンゲンが物を知らないってだけの話だ。
  謎だ不思議だと言ったところで、それらは厳然げんぜんとして、そこに存在するモノなんだからな。

  実際に出入りするようになって、初めて判った事だが、この嵯峨さん達の隠し部屋は、艦内に複数ある“秘匿ひとく区画”の一つだった。
  これらのエリアは、基本的に嵯峨さんのみが把握しており、他の乗員は存在すら知らされていない。
  そして、入り口も、入る方法も、人の感覚だけでは、つまり何らかの探知装置でも用いない限りは、感知する事は不可能なものだった。
  当初言われていたように、この艦やコスモ・シャドウが、されたものであったなら、それは謎を増やしただろう。
  けれど、それも擬装情報であり、全ては嵯峨さんの構築したものであった。
  長い、気の遠くなるような長い時をかけて、嵯峨さんが蓄積した知識や技術の集大成、それがG・サジタリアスであり、コスモ・シャドウなのだった。
  「どうにもよ、俺にも うまい事 説明出来んのだが……。一件、何かが引っ掛かってんだよ」
  あの一件、というのは、惑星デイジー・ワールドでの事を言っているのだろう。
  嵯峨さんは あれ以来、釣られた魚状態だ、と、しきりに言っていた。
  つまり、喉に針が刺さったかに、得体の知れない何かが気になって仕方ないようだった。
  「その“何か”の正体は、判らないんですか?」
  「シッポは掴んでる気がするんだが、何でか全体像が見えてこねぇ。もどかし過ぎらぁ」
  「しっぽ、とは?」
  「ん。観測データの中にな、次元震動みてぇなモンが あったんだ。時間と空間が一度ねじ曲がって、元に戻った形跡がよ」
  「それが、どう繋がる……?」
  「そこがな――」
  (時間と、空間が、ねじ曲がって――)
  イメージを頭の中で描いてみる。
  すると、そこに一つの答えが浮かび上がった気がした。
  「! 嵯峨さん、もしかして」
  もう何が起きても驚かないだろう、という心境に至って、僕は思い付いた事を開陳かいちんしてみる。
  「ぬ?」
  「あの肉食植物は、次元を越えて来た、異次元生物だったのでは……?」
  自分でも、荒唐無稽な事を言っていると思ったものだが、そもそも聞いている御二方からして常人ではないので、返ってくる答えも また、常識では測れない。
  「そうか、それだ!」
  「……ユウキ、気は確かか?」
  御堂さんは、僕等二人の正気を疑いかけている。
  「あたぼうよ。考えてもみろよ、御堂。おかしいだろ? 、あの惑星にゃ植物しか無かったんだぜ?」
  「そう言われると、不自然ではあるが……。だからと言って、その二つの事実、重ねて考えても良い物なのか?」
  「むしろ、繋がっていると考えた方が自然だろう」
  あくまで懐疑的な御堂さんだが、殊更否定する訳でもない。
  自分自身も長い旅をし、在り得ない物も多く見て来たからなのだろう。
  「危ねぇ、忘れる所だったぜ」
  御堂さんとの議論が白熱している さ中に、突然嵯峨さんが僕に向き直る。
  何を切っ掛けにして そうなるのやら、時々、嵯峨さんの思考パターンを調べたくなる衝動に駆られる。
  「何です?」
  ずい、と差し出された物は、30センチ弱の、金属製の角型の棒だった。
  2/3程が、少し細くなっている。
  受け取ってみると、見た目から受けるイメージよりは軽い。
  「ビーム・ブレードだ。この先 似た事案が無いとは言い切れねぇんだし、持っとけ」
  「び、ビーム!?」
  危うく取り落としそうになってしまった。
  「おい、ユウキ」
  「大丈夫だ、こいつなら。扱い方を間違えたりはしねぇ」
  「信用してもらうのは有り難い事なんですけど―― ん? これって、あの時 嵯峨さんの使っていた?」
  そこで思い出したのは、気を失う直前、嵯峨さんが構えていた物、それが これなのではないか、という事だった。
  「ああ。コイツを用意するんで手間取っちまってな……」
  数秒の沈黙が訪れる。
  僕同様、嵯峨さんも、オルテガさんの顔を思い出しているのだろうか……。
  「ちなみにな、そこのスイッチを押してる間だけ、ビームを発振させる仕掛けなんだが、俺が持つんでもない限り、5、6振りする程度のエネルギーしか貯めておけねぇんだ。そこだけ気を付けろよ」
  「は、はぁ」
  何とも物騒な物を預けられたものだ、と思ったが、次の一言で考えが変わる。
  「美緒をまた、危ない目に合わせたくはあるまい?」
  「――ッ! そう、ですね……」
  この時は、自分と美緒さんの間の事、としか認識しなかった。
  だが、もしかしたら嵯峨さんは、過去にパートナーを失っているのでは、と思い至るのに、それほど時間は要さなかった。
  むしろ、そうでなければ、幾ら信用していると言った所で、僕などに こんな危険な物オーバーテクノロジーを渡す道理は無いだろう。
  この暫く後、嵯峨さんの居ない所で御堂さんから聞いた話だが、歴史上のミステリーとして語り継がれていた、ブルーメタル製の武器。
  あれも、嵯峨さんが造り出した物で、その時々の仲間達に手渡していたのだそうだ。
  そう聞いて、僕は、自分の推測の正しさを確信していた。
  そして同時に、嵯峨さんの秘める悲しみの大きさに、思いを馳せるのだった。

  「通常空間復帰完了。通常航行へ、モード変更」
  「艦体各部、異常認めらレませン」
  マセラトゥさんの確認に、場の空気が弛緩しかんする。
  再確認は必要だが、予定通りならばG・サジタリアスは、銀河系をのぞめる位置まで戻って来ている筈だった。
  銀河系のような大構造には、おおむばん銀河と呼ばれるものが付随する。
  球状星団と呼ばれる それは、銀河系のふちに、ひもで繋がれたように随伴ずいはんする、小規模の銀河だ。
  その内の1つ、M13銀河の近傍に出る予定になっていた。
  「ふぃーっ。毎度ながら、なんか緊張すんだよな、コレ」
  志賀さんが、その空気を代弁した直後。
  「ン!? 副長! よろシイでスか?」
  「どうしたんだい?」
  その情報の異常さは、マセラトゥさんの表情から、即座に先輩へと伝わったようだ。
  言いつつ、マセラトゥさんの席へ流れて行く。
  「こレを」
  マセラトゥさんは、とにかく見てくれという風に、制御卓コンソールの情報表示部分を示す。
  そこには大量のデータが表示されていたが、僕には何が何やら。
  「これは……? どうやら、ブラックホール、のようだ。けど――」
  そのデータには、先輩の言葉を歯切れの悪いものにするだけの理由が、あるらしい。
  「はイ。ブラックホールを含む、多重連星系であると思わレまス。シかシ、そレだけならば」
  「! まさか、これは!?」
  「その可能性が、高イのではなイでシょうか?」
  「驚いたな……。確かに、可能性はゼロじゃないんだけれど。再度の観測結果は?」
  「ビンゴでスね」
  「間違いない?」
  「フリンジが出てまスから、まず99.9%間違イなイと思われまス」
  「そうか……!」
  「何か あったのか?」
  「どうしたんじゃ? 故障かの?」
  ただならぬ雰囲気をかもし出す二人に、ブリッジのメンバーが集まり出す。
  「詳しいことは、ここからじゃあ判らないけど……。アクリーション・ディスク文明だ!」
  珍しく興奮した表情で、先輩が声を大にする。
  「……何だ、それ?」
  まさに、的確な一言だった。
  「あれっ」
  「ハハハ。アクリーション・ディスクとは、ブラックホールの周囲に構成さレる、ガスの円盤のことでス。そレを利用する文明とイう事で、アクリーション・ディスク文明と呼ぶのでス。……今までは、あくまで想像の産物でシたが」
  「それが、それが僕らの目の前にあるんだよ!」
  「えー、と。……つまり?」
  「おいおい……。だから、それを造った知的生命体がいるって事じゃないか!」ヾ(´д`;
  「うおおおお! それってスゲーじゃねーか!」(゜Д゜;)三( ;゜д゜)
  「だからそう言ってるでしょ……」(~-~;
  しかし、事態は立て続けに進展する。
  「こレは……!?」
  続けてマセラトゥさんが、新たなデータを見て驚く。
  謎の通信を傍受ぼうじゅしたのだ。
  銀河系の縁に居るとはいえ、太陽系は遥か遠く、2万光年以上の距離があった。
  地球人類のものでは、有り得ない。
  必然的に、アクリーション・ディスク文明を築いた人々――いや、どんな姿をしているのかは判らないけれど――のものだという結論になる。
  マセラトゥさんのチューニングの結果、艦橋に聞き覚えの無い言語が流れ始める。
  「喋ってる、ってのは雰囲気で判るが、聞いた事ねえ言葉だなあ」
  「そうじゃの、ワシも聞いた事が無いわい」
  解読できぬ言語に困惑が広がる中、嵯峨さんだけが緊張感を表情にまとわせていた。
  そのまま、足早に艦橋を出て行く。
  「この言語体系なら、翻訳機が作れそうだ」
  などと言ってはいたが、その表情を見る限り、嵯峨さんは通信の内容を把握しているのではないか、と思えた。
  それも、あまり良くない部類の。
  その予測は、隠し部屋に行く事で確信に変わる。

  隠し部屋には、不穏な空気が流れていた。
  「ワーカーの武装化と、ホーン・ド・コアの重装化? 本気なのかユウキ」
  その口調は、なじるような調子を含んでいると感じた。
  御堂さんは、相変わらず嵯峨さんを“ユウキ”と呼ぶ。
  聞いた話では、嵯峨さんは最初から そういう名前であった訳では無く、時代ごとに違う名前を使っていたらしい。
  そして、一番最初の――つまり、人であった頃の、元々の――名前が、先輩と同じおんなのだ、という事だった。
  「ああ。どうにも この先、キナ臭くなりそうなんでな。さいわいな事に、ホーン・ド・コアのプランは出揃ってる。後は候補絞りゃ いいだけだしよ」
  「よもや、こちらから仕掛けようなどと――」
  「ンな訳あるまい。専守防衛って奴よ。十八番おはこだったろうが」
  釘を刺そうとする御堂さんをさえぎり、否定する嵯峨さん。
  嵯峨さん達の国、とは、僕等の御先祖様達が住んでいたという、海に没した、日本列島に在った国の事だろうか。
  「……そうだったな。過去の事 過ぎて忘れていたよ」
  「それと、翻訳機だ。俺は いいとしても、他の連中は通じねぇだろうからな」
  「端末が あるだろう。それでは足りんのか?」
  御堂さんは、机上のタブレット端末を指すが。
  「いちいち こんなモン操作してたらキリがねぇだろ? マシンセルSOMAソーマにリンクさせりゃ、万事解決よ」
  SOMAとは、G・サジタリアスのメインコンピュータの事だ。
  嵯峨さんと同じく、球体コアの姿となった、ソウマさんという人の事でもあるらしい。
  ひょい、と差し出した嵯峨さんの手の上には、薬の錠剤とおぼしき物が乗っていた。
  「薬? ですか?」
  「翻訳薬ほんやくやく――いや、“翻薬ほんやく”って所か? こいつにゃ俺の構造体と同じ、マシンセルが混ざっていてな、SOMAと無線通信できる。翻訳機能限定で、だがな」
  「ユウキ、お前まさか……何かの蒟蒻こんにゃくから着想を得たのではあるまいな?」
  嵯峨さんの言葉に引っ掛かりを覚えたらしい御堂さんが、僕には意味の判らない詰問をする。
  「…………。サア? ナンノコトヤラ」
  しばしの沈黙の後、口笛を鳴らしつつ、視線をらす嵯峨さんと、ひたいに手を当て、長い溜め息をきつつ首を振る御堂さん。
  本当に、一体 何の事なのやら……?

  地球時間に合わせてある艦内の時間で、深夜――
  常夜灯以外の光源の無い通路を、ぼうっ、と、光る物が通り過ぎる。
  『ぼ、くは……』
  それは、人の姿をしていた。
  「コラコラ、まぁだ寝惚けてンのかぁ?」
  『きみ……は?』
  光る人影が振り返ると、そこには嵯峨 光政が立っていた。
  「まいったな、寝かし過ぎたか? 大丈夫かよ ソウマ?」
  『ソウ……マ?』
  「うーむ……。重症だな、こりゃあ」(・A・;)ゞ
  ぼりぼりと後ろ頭を掻く嵯峨。
  『その、癖……。懐かしい、な』
  「おっ?」
  『ユウ、キ。随、分、久しぶりの、気が するけど』
  「そりゃあ そうだろ。200年近く経ってっからな」
  『そうか……そんなに経ったんだな』
  「どうだ? ハッキリしてきたか?」
  『ああ。それで、これは――どういう状況なんだい? 僕は実体じゃないようだが』
  自分の身体を眺め回すSOMA。
  それは、嵯峨が艦載機の設計にも使っていた、立体映像ホログラムと同じものだった。
  「すまんなァ。今オマエは、この艦のメインコンピュータと直結さしてるもんでな、出歩けるようにゃ、してやれねぇのよ」
  『ふむ』
  「コア外すにゃ、一度完全に動力落とさんと ならんのだが、当分そんなタイミングは取れそうもなくてな」
  『いいさ。リハビリだと思って、まずはこの姿に馴れるよ』
  「こまけぇ動勢は、メインコンピュータにアクセスして把握してくれや。直結してっから、問題無く繋がるだろう」
  『わかった』
  SOMAの姿が消え、再び常夜灯のみの薄闇が訪れる。
  「このまま立ち去るって手も、無くは ないんだがな……」
  薄闇の中、嵯峨の呟きは、その姿と共に通路の向こうへ消えて行った。

  そこは、ブラックホールと2つの恒星から成る、3重連星のクエーサーだった。
  クエーサーに近付くと、“それ”は、より明確になった。
  降着円盤アクリーション・ディスクには、明らかに人為的な設備が備わっており、今まさに発電をしていると見えた。
  出来得る限りのデータを取りつつ、アクリーション・ディスク近傍で休息するG・サジタリアス。
  効率的なエネルギー充填じゅうてんの為、G・サジタリアスは恒星に艦の天井方向を向け、限界まで接近していた。
  視界いっぱいに広がる、頭上から照り付ける恒星は、室内に影響が無いにもかかわらず、うだるような暑さを感じた。
  「あちぃ……」
  「ですね……」
  今にも制御卓コンソールに突っ伏すか、さもなければアイスクリームの様に溶けてしまいそうな志賀さんのうめきに、僕も同意するしかない。
  人は何故こうも、視覚からの情報データに左右されてしまうのだろうか。
  ちらと嵯峨さんを見ると、いかにも呆れている、といった表情で志賀さんを見ていた。
  呆れて物も言えない、とは良く聞く表現だが、まさか実際に この目にする事になろうとは。
  「嵯峨さん……せめて もう少し離れてもいいのでは」
  「お前等、ここはいいから。部屋に引っ込んでろ……」(-д-;)
  僕の提案は、にべも無く却下されてしまった。
  気分の問題とはいえ、こればかりは如何いかんとも しがたく、体調まで悪くなっては敵わないので、早々に部屋へ撤退する事にした。

  レイジに続くようにして、志賀も出て行った艦橋で、データ採取と解析作業が続いていた。
  「その、と、父さん」
  「ん? どうした優輝」
  嵯峨、マセラトゥと共に分担して解析に当たっていた優輝が、嵯峨を呼ぶ。
  「どうやらここは、発電だけの施設じゃないみたいだ。一部の設備に、モノポール素粒子が貯蓄されているよ」
  「モノポール素粒子だと? そんなものを実用化してるってのか……」
  純粋な驚きを隠さない嵯峨。
  「どういう事?」
  「モノポール素粒子とは、磁気単極子のことだ。有り体に言えば、磁石のS、またはNだけの状態だ」
  「え? でも確か磁石って、真ん中で切っても、そのそれぞれの端がSとNになって……って繰り返すんじゃ?」
  「そうだ。だから、モノポール素粒子の状態で存在する事は不可能に思えるが、実際には10万立方光年、つまり銀河系程度の空間に“一つ”、存在するとは言われていたんだが」
  「銀河に一つでスか。幾ら何でも非実用的でスね」
  「じゃあ?」
  「! 待って下さイ。こレは もシや、ブラックホール蒸発理論を応用シてイるのでは?」
  「何?」
  「ブラックホールは蒸発スる。これは御存知でスか?」
  「そうなの?」
  「はイ。あくまで理論上のもので、確認さレた訳では無かったのでスが、そレによると、真空は揺らぎにより、粒子と反粒子が対生成さレ、瞬時に対消滅スる空間だと言イまス。そこで問題となるのが、その対生成がブラックホールの、イわゆる事象の地平線ギリギリで起こった場合でス」
  「両方とも落ちる?」
  「その場合は特に問題にはならん。最も重要なのは、この時、片割れである反粒子のみがブラックホールに落ち、粒子が脱出した場合だ」
  優輝の問いに、マセラトゥを引き継ぐ形で、嵯峨が答える。
  「あれ? それって、エネルギー保存則に反するんじゃ?」
  「いいや、そうじゃあない。その場合こそ、反粒子によってブラックホールそのものの体積が“減少してしまう”のさ。そうなる事で、エントロピー増大の法則は保たれているんだ」
  「ええと……ここまでを総合すると?」
  「つまり、それと同じ手を使い、通常よりも多くのモノポール素粒子を集めることができる、って事だ。多分な」
  「はぁ……」
  恐らく理解は出来ていないのだろう優輝を見、顔を見合わせ苦笑するしかない嵯峨とマセラトゥだった。
  「それにしてもマセラトゥ、どこでそんな理論仕入れた? 言われるまで忘れていたぜ」
  「恐レ入りまス。昔取った杵柄きねづかとイうものでシて」
  「どんな杵柄だよ……。ったく、世の中広いたぁ、よく言ったもんだな」(-_-;)
  「そ、それより、充填もデータ採取も済んでるんだし、そろそろ ここを離れた方がいいんじゃ?」
  例によって後ろ頭を掻く嵯峨に優輝が進言するが、この時点で既に、二人の視界の外で、マセラトゥの表情が一変していた。
  「あぁ、そうだな。面倒に転がり込んで来られてもかなわんしな」
  「……! どうやら、一足遅かったようでス」
  『そこのふね! 何者か! そこで何をしている!』
  「!?」
  マセラトゥの言葉に問いが発せられる前に――通信は来た。


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